* Live Report *

2008.04.12
TUG OF C&A Presents ASKA SYMPHONIC CONCERT SCENE Premium Preview
オーチャードホール

チケットが届けられた封筒も、中身の招待状的なものもチケットも、いつもと違う雰囲気。


まさかチケットが取れるとは思ってもいなかったPremium Preview!
諦めるために申し込むと言いつつ、前回Fちゃんが千秋楽で1列目のチケットをゲットしたので、今回は私がとったほうが当たる確率高いよねぇ、なんてちょっぴり期待しつつ申し込んだ私。
やっぱりそういうのって関係あるのでしょうか?
しかし去年のDOUBLE大宮公演のときと同じく、息子が直前に高熱出しました(涙)
ドタバタして行けるのかどうなのか、ギリギリまでわかりませんでしたが、当日は復活してくれていた息子。
夫も気持ちよく送り出してくれて、参加することができました!

ドレスコードがありましたので、Fちゃんも私もドレスを着て、普段しないメイクまでしちゃって、顔を合わせただけでいつもと違う雰囲気でお互いにドキドキ。
オーチャードホールに入る前にトイレを済ませ、入場口に行ってびっくり。
ものすごい列ができているのです。
17時半頃だったのでもう開場してるはずなのに、この列は?!
外をくるっと一周するんじゃないかってくらいの長い長い列でした。
最後尾まで行くのにも時間がかかりました。
ファンクラブ限定のチケットなのに、オークションに出品されてしまったということがあったので、チケットと会員証の他に、身分証明書チェックも入ったんですね。
これは開演が遅れるぞーって思いました。

ですが、私たちがチェックされる頃は、ホントに照らし合わせてる?ってくらい簡単になってました・・・(笑)
オークションで売り出した人は身分証明書も貸し出すって言ってたみたいですし、結局わからなかったんですかね・・・。

オーチャードホールの入り口には、レッドカーペットが敷かれていました。


皆さんの服装も普段のコンサートとは違うし、どなたかの結婚式?というような雰囲気。


こちらは入り口の天井にぶら下がっていたフラッグ。

ロビーではクロークでコートなど預かってもらえて、これも普段のコンサートではなかなかないことでドキドキ。
そして綺麗な音色が聴こえてきたので耳を澄ますと、なんとカルテットによる生演奏が。
もちろん曲ははじまりはいつも雨などのASKAさんの曲。
なんて贅沢な演出なのでしょう。

突然声をかけられて、振り向けば、ファン友さんが2人。
今回誰がチケットを取れて、誰が取れなかったのか、把握できていなかったので、偶然にも見つけていただいて声をかけていただけてとっても嬉しかったです。
さらにまた別のファン友さん発見。
3人もファン友さんに出会えるとは思ってなかったので、本当に嬉しかったです。

2階でチケットと一緒に同封されていたドリンクチケットを利用することができたのですが、時間がなかったため2階には上がらず。
どうやらドリンクだけでなく、オードブルやサンドイッチなどもいただけたようです。

私たちは終演後にドリンクチケットを利用しました。
終演後はオーチャードホール内ではなく、Bunkamura地下1階のレストランでいただけるようになっていました。

ドリンクチケットはこんな感じでした。




私はペリエ、Fちゃんはスパークリングワイン。
レストランから見上げると1階の壁面にはASKAさんの映像が流れていました。



初見の映像はなかったですが、これも素敵な演出でした。

こちらのレストランでもオーチャードホールの2階で出されていたものと同じと思われる、オードブルやサンドイッチが出されていたのですが、ドリンクを手にした頃にはなくなってました。
残念!
一応雰囲気だけでもと思って写真を撮ったので、載せておきます(笑)



こんな感じで、ロビーで生演奏があったり、ドリンクやオードブルがあったり、さらには記念品もあったりなので、チケット代18000円も納得できたかなぁ。
記念品の写真は最後に載せるということで・・・。
Set List
SCENE
ID
Girl
-MC-
はじまりはいつも雨
伝わりますか
抱き合いし恋人
-MC-
君が好きだった歌へのプロローグ
背中で聞こえるユーモレスク
帰宅
good time
草原にソファを置いて
-MC-
砂時計のくびれた場所
晴天を誉めるなら夕暮れを待て
月が近づけば少しはましだろう
けれど空は青~close frined~
-MC-
PLEASE

Encore
 今でも
 SAY YES
ホール内に入ってみたら、幕はなくオーケストラメンバーの方々の椅子がズラーッと並んでいました。
そして前のセンターにはASKAさんの立ち位置らしき、モニターで囲まれている場所が。
ちょうど真後ろにはグランドピアノ。
そしてASKAさんの立ち位置の右斜め後ろに、指揮者藤原いくろうさんの台がありました。
2000人ちょっととホールが小さいので、モニターはありませんでした。
私たちの席は27列目の上手側のほう。

あの長蛇の列では、開演はだいぶ遅れるんだろうなぁと思っていたけど、意外にも10分押しで始まりました。
客電が落ち、オーケストラの皆さんが静かに各々の席へ。
客席はシーンとしています。
この形式のコンサートは2005年の服部さんとのシンフォニックコンサート以来。
こんなに静かだったっけ?と、妙にドキドキしてしまいました。
皆さんが入場されている間に、ふと澤近さんと古川さんも出演されるということを思い出して、どこかなーと探してみると、澤近さんはグランドピアノ、古川さんはその右側にオーケストラメンバーに紛れて(?)座られてました。
そして、今回の音楽監督でもあり指揮者でもある藤原いくろうさん登場。
客席から大きな拍手が。
そして演奏が少し始まってからだったかどうか記憶が定かではないのですが、ASKAさん登場。
衣装は上下黒のスーツに、白いシャツ、細いネクタイをルーズに結んで、胸には白いポケットチーフでした。
通常のコンサートのように、ASKA~!と叫ぶ人はいません。
大きな拍手のみでした。

1曲目は SCENE
ツアータイトルにSCENEとあるだけに、この曲はやるかなぁとは思っていましたが、1曲目でびっくり。
いつものことですが、ほとんど目を閉じたまま歌うASKAさん(笑)
両手でマイクスタンドを握っていたり、左手をポケットの辺りにやったりの仕草が印象に残っています。

♪包んであげていた君の指先

のところで、手を前に、片手で片手を握っていて、なんだかきゅんとしてしまいました。
最初から切ない曲ですねぇ。
最後のほうの

♪なんとなく

や、

♪どことなく


は、あまり歌ってなかったような。
あるいはマイクから離れてたのかな?
ほとんど聴こえてこなくて、時々聴こえてくる感じでした。

そして2曲目がID
2曲目にこの曲?!とまたびっくり。
今回のステージは会場の可動式と思われる壁(?)をそのまま使ってるようでしたが、その壁に照明が綺麗に色や模様を描いていました。
この曲の照明は以前のライブの雰囲気を思い出させるような感じでした。
もちろん演奏はオケなので雰囲気はまた違ったものでしたが。
でも、この曲2005年のシンフォニックでも歌われてましたね。
すっかり忘れてました。

3曲目がGirl
もちろん古川さんのギターで。
最初ちょっと古川さんの音が小さくて聴こえなかったのですが、すぐに音量調節されたのか聴こえるようになりました。
オリジナルの、打ち込み音っぽいのがなってるGirlとはまた違った雰囲気で、さらに切なさ倍増という感じでした。

♪とても綺麗だと思う~

の伸ばすところ、すっごく伸びてて迫力(?)あって・・・うまく表現できないけど、好き。
喉の調子も良かったのかな。
カスタネットっぽい音が絶えず鳴ってたのが印象的でした。
そして最後、オリジナルではジャンって終わるところが違っててこれまた印象的でした。
どう表現したらいいのかわかりませんが、ジャンでなく、ジャジャジャジャジャジャジャンみたいな・・・ごめんなさい、うまく伝えられません(笑)
MC
毎度のことながら、どこでどのMCだったかは覚えてません。
ずれているかとは思いますが、お許しを。

最初のMCでは、ようこそいらっしゃいました、という感じで、いつもより丁寧な雰囲気(笑)
ちょこちょことお話して、

「今日は、みんな・・・ね・・・・・・・・・・洋服が・・・・・・・・・・・・・すごいね。」

って、かなり間があったし、両手を前の下のほうで重ねてちょっともじもじ(?)した感じで、小さい声でぼそっというのでおかしくて、客席から笑いが起きてました(笑)
すごいねって・・・。
お世辞でもいいから綺麗だねとか言ってくださいよ~(笑)
そして、

「今日は皆さんよりも、僕らのほうが楽しませてもらってるようかな。」

とか(笑)
そして、ここだったかもっと後だったか、今回のツアーのテーマみたいな話をされてました。
「融合」。
オーケストラとASKAさんの融合。
CHAGE and ASKAも元々ソロで活動してたので、ソロとソロが一緒になったという意味では融合だねって。


そしてはじまりはいつも雨
の前に、澤近さんがピアノ曲を演奏されます。
曲は知ってるのに曲名がわからなかったのですが、どうやらショパンの「雨だれ」という曲らしいです。
その曲のままはじまり~に入り、澤近さんは「雨だれ」がそのまま続いているかのような感じで弾かれていて、すごーいって思いました。
生オケでのこの曲、やっぱり素敵です。

♪抱きしめ合って

ってところ、ささやくように歌っていて、素敵でした・・・って、何でも素敵で済ませてしまう私(^-^;
ボキャブラリーないんですみません・・・でもわかっていただけますよねぇ?

伝わりますか
こちらも2005年のシンフォニックでも歌われてましたが、なかなか聴けないのでイントロでジーン。
オルゴールの代わりに下手側のハープと・・・またもうひとつ忘れてしまった・・・。
前回のときも忘れてましたよね、私・・・。

抱き合いし恋人
オリジナルにとても近かったと思います。
ストリングス、綺麗でした。
生で聴ける幸せ。
ストリングス大好き。
とっても心地よかったです。
最後はしっかりためて歌ってらっしゃいました。

MC
恐らくここだったと思います。
南米に行かれていたお話。

「南米に行ってたんだよ。」

客席からえぇっ?という声が。

「南米のね、マチュピチュ。」

さらに客席から驚きの声が。
プライベートで行かれたそうです。

「本当に、天空の城だね!」

と少し興奮気味におっしゃってました。

「足元で雲が動いてるんだよ。風がどういう向きに吹いてるのか、どんな動きをしてるのか、肌で感じれるんですよ。」

と、そのときのことを熱く語ってらっしゃいました。
歴史は嘘だね、みたいな話にまでなっちゃって。
そして、中国の山みたいな尖った山があって、そこに歩いて行くにはとっても時間がかかるんだけど、瞬時に情報を伝えられたらしいんだよ、って。

「空を飛んでたね。」

って(笑)
まじめな顔して言うASKAさんに客席から笑いが。
でもASKAさん、真剣に語ってらっしゃいました。

「その当時からビニールみたいな空気を通さないようなものがあったらしいから、今でいう・・・なんていうの・・・あれ・・・こういうやつ、カイト?ね、ああいうのを作って飛んでたんじゃないかと思う。」

と。
あぁ、そういう意味かと納得(笑)
本気で、人が人だけで空を飛んでたとおっしゃってるのかと思ったもので。
で、今度はインドに行ってみようと思っているそうです。
そして

「精神性の高くなったような顔して歌ってるASKAをお楽しみください。」

と、次の曲へ・・・。


君が好きだった歌へのプロローグ~背中で聞こえるユーモレスク
この曲の最初かな、かなりマイクから離れて歌ってらっしゃったところがありました。
生声のほうが聴こえてくるんじゃないかと思うような感じで。
この曲も心地よかったです。
最後のほうの、

♪今あのときの君が

のところと、あともっと前のところ(どの部分かは忘れましたが)で、バックに桜の花をちりばめたような綺麗な照明が端からパッパッパッパと歌にあわせてついていき、かわいかったです。
とっても明るく綺麗にそまってました。
そうそう、途中「あれ?」もうここ歌ってるところじゃない?ってところでASKAさんの声が聴こえなかったんですね。
長めの間奏かなぁと思ってたら、中途半端なところから聴こえて。
どうも入り忘れてたのか歌詞を忘れちゃったのかなんかで、この後書きますが次のMCでしょっぱなから謝ってました(笑)

続いて帰宅
えぇっ、えぇっ?!ってびっくりでした。
まさこの曲を聴けるとは!
アリーナで聴いたあの雰囲気、空気感を思い出して、懐かしくなってしまいました。
10年も前なんですよね、もう。
それもびっくり。

そして、good time
この曲もとっても心地よかった。
寝ないけど寝てしまいたくなるくらい(笑)
そう言えばMCの途中で、周りの人寝てない?的な話もされてました。
藤原さんの3拍子の指揮が印象的でした。
割りとゆっくりな曲でも結構激しく動いてる藤原さんですが、この曲はゆったりだった(笑)

草原にソファを置いて
これまたびっくり!
SCENEシリーズ以外の曲をこんなにも聴けるとは。
この曲は照明がとっても印象的でした。
草原を思わせる緑。
自分が草原の中にいるような気持ちになれました。

♪「君も負けるな頑張れ」なんて決まりの言葉は

のところ、

♪決まりの台詞は

って歌ってらっしゃいました(笑)

♪結局一番遠かったのは自分の心さ


が、なんだかズシンと来ました・・・。


そしてMC
背中で聞こえるユーモレスクで、ミスったこと

「すいませんでした、すいませんでした」

って小さい声で、何度も謝ってました(笑)
で、ここだったかどうかは微妙ですが、今回のセットリストはここだけ、って話しもされてました。

「今回のセットリストは、ここだけなんだよ。」

そう言ったあとすぐ、

「特別ってことじゃないよ。」

と付け加えられてました(笑)
今回のセットリストをそのまま海外でやられるそうですが、秋からの国内ツアーは別のセットリストになるんだそうです。
確かにアジア向けの選曲だわ~って思う曲もちらほら。
新曲ってちらっとASKAさんが言ったら、客席からも声があがり、藤原さんが「じゃ途中まで・・・。」とASKAさんにおっしゃってました(笑)
ちょっぴり期待してたので残念。
恐らく秋からのツアーで新曲が披露されるんだと思います。
いい曲がどんどんできあがってるそうです♪
でも今回アルバムにはテーマがないんですよって(笑)
といいつつ、毎回そのときそのとき良いと思ったものを集めてアルバムを作ってますから、いつもテーマはないんですよねと。

そしてメンバー紹介があり、藤原いくろうさん、東京シティフィルハーモニックの皆さん、古川さん、澤近さんがASKAさんから紹介されました。
古川さん、最近よくテレビで見てます、みたいなことを言われてましたね(笑)
東京シティフィルハーモニックの皆さんを紹介する前、

「あっちの端からでいいかな?ちょっと1時間くらいかかっちゃうかもしれないけど。」

って、オーケストラメンバーの方々を一人ずつ紹介するぞーみたいな冗談を(笑)
東京シティフィルハーモニックの皆さんを紹介した後、近くのバイオリン(だったかな?)の男性と握手を交わしていました。

そして、藤原さんとのお話を。
実は長い付き合いが、小学生の頃から、というお話に客席びっくり。
小学生の同級生だったとか。

「隣のクラスに転校生が来たって聞いて、見に行きましたよ。『あっ外人だ』ってね。」

とおっしゃってました(笑)
今の藤原さん、髪の色が金髪なんでね。
かなり白に近い色かな?
なんだか外人っぽい名前を外人っぽくしゃべって自己紹介してる真似をしてました(笑)
そして、

「こんな作り話してても続かないんで・・・。」

と自分でやめてました(笑)
えっと、どこまでが本当でどこからが作り話なのか、私にはわかりませんでした。
小学校の同級生は本当なの??

ASKAさんたちの同年代ってすごく少ないんだそうで。
ASKAさんたちの前の年生まれの人は多いらしいのですが、ASKAさんたちの年でガクッと減ってるんですって。
だからこの業界で同い年の人に会うことって少ないんだとか。
そんな中澤近さんと3人同年代で、って話をされてました。

一通りお話が終わった後、

「じゃ、今度は僕がタクトを。」

ってふざけて言ったら、藤原さんがASKAさんにタクトを渡そうとしてました(笑)
で、曲が始まるぞという感じで、藤原さんが後ろを向いて構えようとしたら、ASKAさんも後ろを向いて両手を広げて指揮をする格好に。
その瞬間照明もASKAさんに当たってました(笑)
客席がドッと笑ったので、曲に入ろうとしていた藤原さんは「えっ?何?」という感じで振り向いてました。

砂時計のくびれた場所でした。
これにもびっくり!
ソロじゃないじゃないですかー!
でも聴けて嬉しかったです。
大好きなので。
オリジナルとは違う夢の飛礫のときのバージョンもかっこいいですが、オケバージョンもまた素敵でした。
だけど、なぜかあまり細かいことを覚えてません・・・。

晴天を誉めるなら夕暮れを待て
これは2005年のシンフォニックでも歌われてましたね。
この曲のオケアレンジ素敵でした。
力強くて壮大な感じ。
サビでは思わず動いてしまいたい気持ちでした。
自分の場所からわかるくらい、一列目でリズムに乗ってる人がいたのを覚えています。
雰囲気は違っても、普段のライブを思い出させる力強さでした。
ASKAさんも体いっぱい歌ってらっしゃいました。
照明も印象的で、空のような明る色と、夕焼けのようなオレンジ色。
オレンジ色が客席に向いて動いていたのでとってもまぶしかったです。

月が近づけば少しはましだろう
やっぱりこの曲はありました。
晴天~と続いて体全体で歌ってらっしゃったASKAさん。
藤原さんも体全体でタクトを振ってらっしゃって、勢い余って途中でタクトを後ろに飛ばしてしまっていました。
その後はこの曲が終わるまでタクトなしで。
予備のタクトをそばにおいていなかったことからすると、こんなことは滅多にあることじゃないのかなぁ。
曲が終わった後静かに拾ってらっしゃいました。
照明も普段のライブに近い感じで、赤いサイレンを思わせる照明もありました。
2005年のシンフォニックでのこの曲はだいぶ雰囲気の違うアレンジでしたが、今回は雰囲気自体はオリジナルに近かったと思います。

けれど空は青~close frined~
これまたびっくりしました。
SCENEシリーズの曲ではあるけど、なんとなく聴けるとは思ってなかったので。
この曲もオケアレンジ、壮大で素敵でした。
照明も空をイメージしてたと思います。
最後のなんともいえない色の照明が印象的でした。

そして、本編最後のMC
このMCはここではなかったような気もするのですが、ちょっと場所を覚えてないのでこちらで。
突然、

「僕らは来年・・・・・来年だよな・・・。」

と突然客席に聞いてました。
『僕らは』と言ったところで、30周年のことかな、と思っていたら、

「・・・いきなりそう言われてもなんのことかわかんないよねぇ。来年CHAGE and ASKAは30周年を迎えるんですよ。」

と。
で、CHAGE and ASKAの活動とソロ活動について、お話されてました。
今は2人でやることに喜びと共に、抵抗もあるって。

*どうやら、「2人でやることに」という言い方はされていなかったようです。
意味的にそういうことに聞き取れたので、そう言っていたような記憶になってしまったみたいですが、一つのことを続けて行く事に、みたいなことをおっしゃってたようです。

こんな感情が生まれたのは初めてだって。
だからこのソロ活動が長くなるかもしれないし、みたいなことをおっしゃってました。
今はお互い好きなことをやろうということで一致してるというようなこともおっしゃってました。
ちょっとびっくりしましたが、でももうお2人を信じてますから。
もちろん何よりもCHAGE and ASKAが一番好きだけど。
2人一緒の姿を見るのが一番楽しいんだけど。
でも、お二人のやりたいようにやって、そしてまたいつかCHAGE and ASKAとして戻ってきてくれれば。
来年は30周年なのでツアーやりますともおっしゃってましたし。

そして最後は環境のお話に。
真剣な話をしてるのに、ちょろっとおかしいことを言って、ここはそういうところじゃないって自分で突っ込んでました(笑)
今世界の環境が、とんでもないことになってるんだって話でした。
こんなところで環境の話をするのもなんだけど、でも乗った船、というような言い方をされてました。
もうミュージシャンはみんな乗っかってます、って。
科学の前には必ず創造がある、創造はすごい的なお話にもなってました。
みんなで協力する、もちろんそれは大切なことだけど、一人一人がしっかりとした心を持っていれば、きっと解決する、そんな感じでした。
これからもそういう歌を歌って行きたいという気持ちを語られて、最後の曲に。

ピアノのイントロが流れてくるな、と思って、深呼吸してさぁ最後の曲聴くぞと気合い(?)を入れていたら、見事にはずれてびっくり。
君が愛を語れだと思ってたんです。
そしたらなんとPLEASE
あまりの驚きと、この曲に対するいろいろな思いがあって、イントロから涙でいっぱいでした。

妊娠中、ずーっとおなかの子供に覚えてもらいたくてお風呂に入るたびにはじまりはいつも雨を歌っていた私。
だけど、父が白血病を再発してしまい、それからは祈るような気持ちで、毎日PLEASEを歌ってたんです。
曲全体の言っていることは違いますけど、でも最初のフレーズ、

♪神様を信じてる

って。
信じてるからお願い、父を治して・・・。

♪PLEASE PLEASE PLEASE・・・

そんな気持ちで毎日歌ってました。
でも入院して1ヶ月もしないうちに他界。
神様なんてやっぱりいないんだ、そう思って、この曲を歌うことも聴くこともできなくなってました。
だけどいろいろなことを考えているうちに、やっぱり神様はいるんだなって思って、いつしかまた口ずさむようになっていて。
そのときにはASKAさんの環境の話をいつも思い出してました。

♪愛を投げましょう 夜を止めましょう
♪もしも僕たちが優しさなくせば
♪どんな時代が来ても 人は愛を生み続ける

この詞がとっても心に響いて。
まさにMCでおっしゃってることなんだなって思いました。
鈴の音がやさしく響いてました。
とっても暖かい気持ちなれました。


曲が終わった後は、ASKAさんはちょろっと頭を下げて、さらっと下手袖へ退場。
いかにもアンコールありますよ、という感じで(笑)
続いて藤原さんも下手袖へ退場。
オーケストラのみなさんの視線が下手袖に注がれっぱなしで面白かったです。
すぐそこにいるのかな?と。
拍手がそのまま続き、アンコールへ。

「さっきの話、自分で話しておきながら重かったかなぁと今更思いました。」



ってコメントをされてました(笑)
そしてCHAGEさんのお話をチラッとされてました。
CHAGEさんという言葉は出していませんでしたが(笑)
どこかに潜んでいそうですが、とかなんとか言った後、

「噂によるとドライバーを持ってその辺を歩いてたみたいです。」



みたいなことをおっしゃってたので、客席からも笑いが起こってました。

そしてもう一度メンバー紹介をされていたと思います。
リハーサルのとき、大きな楽器を抱えてこられる方に、

『それ、飛行機とか乗ったら、一人分の料金取られるんじゃないの?』

『いや、ぎりぎり半額なんですよ~。』

みたいな会話があったなんて話もちょろっとしてくれました。


アンコール1曲目は今でも
この曲も驚きでした。
アンコールに?!って。
切なくてちょっぴり涙。

最後にSAY YESです。
さっきのMCでCHAGEさんの話がチラッと出たし、ファンクラブ主催だし、もしやCHAGEさん出てくれる?なんてちょっぴり期待したけど、そんなことはありませんでした(笑)
ハモリがないC&Aの曲はちょっぴり寂しいけど、自然とCHAGEさんのハモリが頭でなってました。
このセットリストがアジア向けだということからSAY YESがここにあることに納得でした。
オケバージョンのSAY YESもとっても素敵でした。
暖かくて心地よくて。


アンコール後は、胸ポケットからポケットチーフを取り出して、ひらひら振ったかと思うと、片方の手を握るようにして、そこにもう片方の手の指でポケットチーフを押し込んで、手品の真似をされてました(笑)
真似をした後の笑顔がなんだかものすごく良くて、突然涙があふれてきました。
alive in liveのときも、終わった後お2人が楽しそうにふざけあいながら退場していく姿を見て、ライブの余韻と2人の温かさに涙してしまい、終演後もしばらく2人で泣いていたことを思い出します。
今回終演後もということはなかったのですが、妙にあの笑顔にジーンとしてしまいました。
最後はASKAさん、端から端まで言って深々とご挨拶。
客席もスタンディングオベーションでした。


そう言えば、今回はシンフォニックでいつもと雰囲気が違っていたせいか、「ASKA~!」と叫ぶ人はいませんでした。
そしてステージ上にあがったり、はけたりするときにも暖かい拍手のみで、手を挙げて振ったりする人はいなかったように思います。
やはり、普段とはスタイルが違うコンサートなんだなぁとつくづく感じました。
2005年のシンフォニックのときもそうだったかな?
ちょっと今は記憶があいまいですが・・・。

楽器は違うものの、イントロなど基本的に原曲に近いアレンジだったので、どの曲もイントロでわかりました。

どこのMCだか忘れましたが、「緊張すると多弁症になるから気をつけないと。」みたいなこともおっしゃってました。
なんだかあちらこちらで笑えることをポロッと言ってた気がします。
それでいて、ここはそういうところじゃないんだからって自分で突っ込んでたところが2、3箇所(笑)
ファンクラブ限定ということだけあってASKAさんもほぐれていたのか、初日(?)の割には楽しいMCでした♪

そうそう、結構後のほうだったと思うのですが、MCの途中で2人お客さんが入ってらっしゃった(トイレに行ってたのかな?)んですね。
それを見つけたASKAさん、

「いらっしゃ~い。」

と声をかけてました。
そして、

「見えてるよ~。」

と(笑)
恥ずかしそうに小さくかがんで移動されてましたが、いいな~声かけてもらって(笑)
だけど、1分1秒聞き逃したくないので、途中でトイレは行けないな。
でもねぇ、今回は結構、途中で抜けたり入ったりしてくる人いました。
もしかして、開演前にドリンクをいただいちゃって、トイレに行きたくなっちゃったのでしょうか(笑)


ソロ活動が長くなるというようなMCについて、ファンの中で話題になっていますね。
30周年に当たる来年のC&Aのツアーの後は、ソロ活動のスパンが長くなるかもしれないというようなお話。
私も最初聞いたときは、「抵抗がある」という言葉に反応してしまい、ショックでした。
でもいろいろ考えているうちに、そんなにショックなことを言ったわけではないのかなって。
ソロ活動に入って、新曲を出し、アルバムを作り、1ツアーやってCHAGE and ASKAに戻る。
それが決まりのような感じだったソロ活動。
だけど以前ソロアルバムを2枚続けてソロコンサートを2回続けて行ったときがあって、そのときはあちこちから叩かれていたみたいですね。
やりたいことを満足いくまで続けてみたい、とても自然なことなのに、決まったスパンでやらなければ周りからいろいろ言われるなんてなんだかかわいそうですよね。
そんな思いもあって、もしかしたら先に宣言しただけのことかも(笑)
そんなこんなで、ショックも抜けて、今後の活動が楽しみになってきました。
お2人のそれぞれの様々な活動が、またお2人が「融合」したときに、さらにいいもの、新しいものを生み出していくんだと思っていますしね。
だからこれからもお2人を信じて応援していきたいと思っています。
別々に活動されると、出費も激しくなるので、専業主婦の身としては辛いですが(笑)


話がずれてしまいましたが、本当に今回のコンサート、いろいろな意味で楽しませていただきました。
こんな素敵な音楽を聞かせてくださった、ASKAさん、藤原さん、古川さん、澤近さん、オーケストラの皆さん、そしてスタッフの皆さん、ありがとうございましたという気持ちでいっぱいです。
私はアジアツアーには行けないけど、素敵なライブになるんだろうなぁって思って、ワクワクしています。
参加した方々の感想、ぜひ聞かせてほしいです♪


記念品。
こんな袋に入ってました。



中身は・・・。



このコンサートで使われたスコアの一部が額に入れられていました。
音楽監督、指揮の藤原さん直筆。
左上には、TUG of C&A Presents ASKA SYMPHONIC CONCERT “SCENE” Premium Preview、
左下には、Bunkamura ORCHARD HALL 2008.4.12、と書かれています。
そしてシリアルナンバーも。