Radio

1981.01.03
御正月LIVE
NHK FM

御意見無用
MC
冬の夜
MC
ひとり咲き
MC
私の愛した人
終章
MC
幻夜
MC
万里の河
「新年明けましておめでとうございます!今年もチャゲ&飛鳥をよろしくお願いします!」
というお二人の元気な声から始まった特番。
そのまま御意見無用と続くのですが、お二人ともすごい勢いが!
ロングトーンもお互い張り合うようにグーンと伸びてて気持ちがいい!
チャゲさん、曲の途中で「御正月!」とか合いの手のように叫んでたりしてすごい気合入ってましたよね(≧▽≦)
曲が終わると同時に

チ「めでたいのー!」

と叫ぶチャゲさん(笑)
最初の2曲でかなり息が上がっちゃってます。
飛鳥さんに

飛「力みすぎやっつうのお前。」

って突っ込まれてます(笑)

結構MCの時間も多くて、この頃からすでにお話も面白いですよねぇ( ´艸`)
最初のMCでは、お正月の過ごし方についてお話してくださってて、東京ではやらないみたいだけど、博多では三社参りというのがある、なんて話や、博多でお雑煮は丸いおもちを焼かずに入れて、ぶりも入れるというようなお話も。

飛「正月はもう三日経ったけど何しよった?」
チ「去年一生懸命働いたので正月はゆっくりと。もうこたつを離れるのはおしっこのときだけという。」

飛「毎年の行事で31日から1日2日にかけて麻雀ボーリング麻雀ボーリングを繰り返した。これがぼくらの三社参りなんですね。」


って、なんだかすごい会話(笑)
当時は博多弁混じりだったんですね(*^-^*)
チャゲさんは平気であんなこと口にしてますし(笑)

飛「最近コンサートを見に来てくれる人の中にアベックがすごく多くなった。」

と言うお話も、なんだか時代を感じます(笑)
女の子に連れて来られてしぶしぶ見てた彼氏も、途中からはノリノリにというお話もされてますね♪

恋愛についても語られてて、

飛「おれたち22歳、恋愛もたくさんたくさんせにゃいかんと思うわけよ。大学に入ったとき、女の子とつきあったことなくてね、 とにかく女の子とつきあいたいつきあいたいのみでね、毎日学校に行ってたんですけど。それでね大学1年のとき念願晴れて女の子とね、 初めてつきあった。でもね、つきあいながら、なんていうかな、1年2年3年ってね、つきあっていくうちに、頭の中で考えている恋愛ではなく、 楽しいことばっかりじゃなくてすごい悲しいことなんかあったしね、それでやっぱり結果的に別れるというか失恋というかそういうのを 経験したわけなんですが、ラジオをお聞きの皆さんの中にも失恋とか恋の痛手とかね、やっぱり背負った人たくさんいると思うんですよ。」

22歳のチャゲさんと飛鳥さんってだけでも新鮮ですが、こんなお話が聞けるのってびっくり(≧▽≦)
飛鳥さん、大学生になって初めて付き合うってことを経験されたんですね!
念願かなって女の子と付き合うことができたけど、別れてしまい、失恋というものを経験したわけですと、そんなことまでしんみり話される飛鳥さん。

そして

飛「夜、逢いたい逢いたいっていうね、気持ちが先立ってできた歌なんです。」

と紹介されて歌われたのが冬の夜です。

♪冬の夜

飛「今でもやっぱり、でもね、電話なんかで声聞いてみたいなって思うときあるよ。」

って。
この頃はこんなに実体験の話もされてたんですね。

一方チャゲさん。
高校生の頃のチャゲさんはいつも男同士で楽しんでいたそうで。
校則に反することばかり男同士でやっていて、俺たちは強いんだ!って気持ちだったとか(笑)
しかしある夜一人で星空を眺めながら、

チ「俺にはなんかひとつ足らんもんがあるんじゃなかろうか・・・。」

と思ったそうで、それが異性だったとか。
これじゃいかん!と思ったチャゲさん。
すると不思議なもので同じ状況の人たちが集まってきたそうで、5人で学校が終わった後喫茶店に行って、『どげんしたら女にもてるっちゃろ、手つないでみたかー!』みたいな話ばっかりしてたそうです(笑)
とはいえ、5人とも今まで経験がないのでどうしたらいいのかわからず、クラスのモテる男性に聞いてみようということになったそうで。

チ「すまんばってん、どげんしたら女にもてるか教えちゃって、まじや俺たち。」

すると、そのモテる男の人は5人の顔を眺めて「君達の場合は副産物が必要だ。」と言ったそうで、次の日から5人はバイクの免許をとるために自動車教習所に通って免許をとったそうです(笑)
そして夏休みは5人で穴を掘ったりするバイトをしてバイクを買うお金を稼ぎ、一人10万貯めて中古車センターに行って5台のバイクを買ったとか。
そしてまたモテる男性のところに行って、この先を教えてくれと頼んだのです。
そしたら「人ごみの多いところへ行きなさい。一人の女の子に声をかけちゃいけない。一人だと女の子は警戒するから。常に集団で歩いてるグループに声をかけなさい。」と言われて、5人はバイク5台で天神へ。
そのときファッションをそろえなきゃとういことで、あの頃は皮ジャンがはやってたけど、バイクでお金がなくなってしまったので、3900円のビニジャンでそろえたそうです(笑)
でタオルを巻くんだとか。
5人のうち一人だけ山〇米店の息子がいてその人だけは店の名前が入ったタオルを持ってきたので、山〇米店って見えてるらしい(笑)
そんな様子で物色していたら4人の女の子がやってきたので、バイクをふかして、

「姉ちゃん!姉ちゃん!あんたたちだよ、ほらあんたたち。後ろ乗らんな。海さ連れてっちゃ海、海さ連れてっちゃ。ほら乗りやいってお前、はよー。」

と、もろ博多弁で言ったそうです。
そしたらその子たちは山口百恵さんみたいな流し目をして一言、「いも」って言ったそうで(^-^;
チャゲさんの話、笑っちゃいけないかもしれないけど、面白すぎです(≧▽≦)

チ「落ち込んだよー、今まで自動車教習所行ったこととか一緒に穴掘ったね、思い出が走馬灯のようにぐるぐるーって駆け巡ってずどーんとマンホールの中に落とされた感じでね。」

その後、九州の女性は標準語に弱いから標準語でいってみようと思った5人。
また同じところで物色していると5人の女の子が。

チ「『へい彼女っ!いぇーい、ナウいねぇ、海さ行かない?後ろ乗んなよー。いぇーい。』って言ったわけよ。」

なんだかチャラい感じの言い方が面白すぎます(笑)
そんなチャゲさんに、

飛「ばかかお前達は(笑)」

って笑いながら言う飛鳥さんの反応も面白かったです(笑)
あんまりしゃべるとぼろがでるから、言葉少なに、「乗んな、乗ればいいのさ。」みたいな感じで乗せたそうです(笑)
乗ればいいのさって(≧▽≦)
しかし4人までは乗ったものの最後の一人が「私、帰るばい。」と言って乗らなかったそうで…。
その人は山〇米店の後ろに乗るはずで。
山〇米店は短気だから「お前は絶対にしゃべるな。」って言っていたそうですが、とうとうしびれを切らした彼は叫んじゃったそうです。

山「お前なんばしよっと!!はよ乗らんかきさまー!!」

その瞬間皆降りてしまったそうです(笑)
いやぁチャゲさんのお話ってこの頃から面白かったんですね~。

♪ひとり咲き

次にファーストアルバムから。

♪わたしの愛した人

♪終章(エピローグ)

この後のMCでは、飛鳥さんがつけてる日記からいくつか紹介してくださいました(≧▽≦)
ひとり咲き、発売したけどあまりのびなかったとか、ネムフェスで火魔人としての初ステージだったけど、ツイストのファンが多かったとか、旅立ちコンサート初日後の夜、みんなでテープを聴きながら反省会をしたけどチャゲさんは寝ていたとか(笑)
某アーティストが女性の名前をサビにした曲を作って軽薄限りないと言いながら、飛鳥さんもその夜マコという歌を作ったとか(笑)
マコさんってどなた?石野真子さんですか??
好きな歌だったのにしばらくしてその歌は歌えなくなったそうですが、立ち直って今は河合奈保子さんとか思いっきり名前出しちゃってます、飛鳥さん(笑)
学園祭最終日、ふと横を見るとチャゲさんがチャックを開けて歌っていたなんていうのもありました(^-^;

♪幻夜

最後のMCでは、81年のチャゲ&飛鳥の抱負みたいなお話をされてました。
去年待望のコンサートをすることができて、自信もついたし、コンサートが自分たちにとって、活動をしていくうえで一番必要なものだとわかったと。
デビューして、取材やテレビやラジオで、『君たちはどんな音楽をやってるんだ?』と聞かれると、自分たちの弱みを持たれたくないがために、変に突っ張ってて、『俺たちの音楽はこれなんですよ、いや、あとなんかもう目に入んないです、ハッハッハッ!』みたいな感じで済ませてたそうで。
でも自分たちのやりたい音楽がはっきりと見えてきたから、今年の2月にリリースするアルバム「熱風」では少しずつ変わってきているメッセージに気づいてもらえるはず、と。
そして、今年はそのアルバムを中心に60か所以上回るツアーを開催します!と。

熱風ツアーですね(*^-^*)

チ「チャゲ&飛鳥はデュオだけど火魔人との一体感、バックがすごいパワーでも俺たちは絶対負けない、歌詞が聞きとれる、この自信はついた。だから火魔人どんどん大きな音を出して結構!」
飛「デュオって言い方ってオレはなんかいやなんよね。なんか半分貧弱に見られるし、なんていうかそういう言葉で押さえつけられたくないなっていうのがあって。3度でハモる綺麗なハモリなんです、そういうのをアピールしてるんじゃなくて、おれはこういう歌を作ったんよ、さぁこの歌は絶対いい歌よ、お前ちょっとハモってみろ、一回聞いて横からハモってみろ、それで最初におれが作った歌でもチャゲが横からハモる、オレの歌を聴いて一発目でね、フィーリングでハモれる・・・」
チ「おれはでもね、ハモとは思ってないもんね。オレはこれは自分のボーカルだと思ってる。」
飛「あぁそれでいい、それはそれでいいと思う。」
チ「ね、これで今年もやっていこうよ。」
飛「もう、ガンガン。」

なんだか若い!熱い!
まだ20代前半のお二人ですものね(*^-^*)
なんだかそれを今聴いていると思うと不思議です。

♪万里の河